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電子カルテには病歴、投薬情報のほか、エックス線やMRI(磁気共鳴画像装置)などの画像情報も入力可能。患者と主治医の了承を前提とし、転院先の病院と情報を共有したり、専門医の意見を聞いたりすることができる。
同医師会はネットワーク化により、重複診療の抑制▽情報開示による医療の質の向上▽病院間の機能分担―などを期待。「かかりつけ医」の機能を強め、地域診療所をサポートしていく。将来は長期療養型病院、介護保険施設ともカルテの共有化を進め、「1患者1地域1カルテ」を目指す。
電子カルテのやりとりは、不正アクセスなどによる情報漏えい防止が絶対条件。このため光ファイバーを基幹回線に「県新情報ハイウェイ」を民間医療機関では初めて使用し、関係機関だけが接続できるクローズドネットワークで結んだ。さらに医師会サーバーに接続するには、“鍵”となる専用のICチップとパスワードが必要とした。
同医師会は13年度、インターネットを使って特定の医療機関しか接続できないシステムを構築。各医師の専門分野を紹介したり、インフルエンザなど医療情報を共有してきた。これら準備段階や今回のシステムはすべて、宿毛市の「パシフィックシステム」(小松広行代表取締役)が、医師らの要望を聞きながら独自開発した。
大井田会長は「良質で効率的な地域医療を提供できるよう、病院間の機能分担の基礎となる『かかりつけ医制度』を推進してきた。電子カルテを利用した情報交換を契機に、さらに医療機関の連携を進めたい」と話している。
ネットワークが導入されたのは、同市内の全13の病院・診療所のうち2病院(筒井病院、大井田病院)と3診療所(田村内科クリニック、奥谷整形外科、いなげ胃腸科内科)。
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