当院では、平成15年8月に外来電子カルテを12月に病棟電子カルテを導入しました。
翌年には幡多医療ネットワークを開始いたしました。
 

  かかりつけ医機能の補強
  重複診療や不要な高度医療の抑制
  連携による医療の分業
  一般病院と長期療養型病院、介護保健施設の連携


  幡多医師会(大井田二郎会長)は1日から、宿毛市内の5病院・診療所を専用回線「県新情報ハイウェイ」で結び、電子カルテをやりとりする医療情報ネットワークの運用を始めた。厚生労働省や経済産業省が、全国30カ所で推進しているモデル事業の一環で四国初。検査や投薬の重複を避けるとともに、医療機関の連携や機能分担を進める効果が期待される。  

 

 電子カルテには病歴、投薬情報のほか、エックス線やMRI(磁気共鳴画像装置)などの画像情報も入力可能。患者と主治医の了承を前提とし、転院先の病院と情報を共有したり、専門医の意見を聞いたりすることができる。
 同医師会はネットワーク化により、重複診療の抑制▽情報開示による医療の質の向上▽病院間の機能分担―などを期待。「かかりつけ医」の機能を強め、地域診療所をサポートしていく。将来は長期療養型病院、介護保険施設ともカルテの共有化を進め、「1患者1地域1カルテ」を目指す。
 電子カルテのやりとりは、不正アクセスなどによる情報漏えい防止が絶対条件。このため光ファイバーを基幹回線に「県新情報ハイウェイ」を民間医療機関では初めて使用し、関係機関だけが接続できるクローズドネットワークで結んだ。さらに医師会サーバーに接続するには、“鍵”となる専用のICチップとパスワードが必要とした。
 同医師会は13年度、インターネットを使って特定の医療機関しか接続できないシステムを構築。各医師の専門分野を紹介したり、インフルエンザなど医療情報を共有してきた。これら準備段階や今回のシステムはすべて、宿毛市の「パシフィックシステム」(小松広行代表取締役)が、医師らの要望を聞きながら独自開発した。
 大井田会長は「良質で効率的な地域医療を提供できるよう、病院間の機能分担の基礎となる『かかりつけ医制度』を推進してきた。電子カルテを利用した情報交換を契機に、さらに医療機関の連携を進めたい」と話している。
 ネットワークが導入されたのは、同市内の全13の病院・診療所のうち2病院(筒井病院、大井田病院)と3診療所(田村内科クリニック、奥谷整形外科、いなげ胃腸科内科)。
 


・診療情報をMML、HL7で医師会連携サーバーに送信。
  ・システムが無い施設でもネットワークに参加すればWEBからの参照が可能。

  ・複数施設への通院履歴が参照可能。
・アクセス権に応じて、他施設での診療情報の参照が可能。