『家族看護』と公開講座
- 2025
02/15
07:07
暖かい日もあれば、雪も舞う2月。今年も始って、早くも2月中旬。年取るの早いはずですよ
皆さん体調崩されていませんように…
大井田病院看護部教育委員会が企画し、『家族看護』の研修を先日開催いたしました。
『家族看護』を、改めてこうやって、深く学んでいくと、毎日の自分の看護はどうだったのか振り返る事のできる貴重な時間でした。
患者さんに焦点をあててしまいがちな現状ですが、患者さんだけの力では、今自宅や住み慣れた地域へ帰る事が難しくなっています。
そこで、『家族』に焦点をあて、患者さんを看ていくと、家族の持つ力だったり、その家族の持つ価値観など、多くの情報が必要である事が
わかります。看護師は、患者さんの全体像を瞬時に把握(身体的・社会的・精神的側面)し、その人にあった看護を提供する使命があります。
その時、その人を支えてくれている家族、またはその人が支えとなっている家族は、どんな人たちがいるのか把握をしておく必要があります。
しかし、家族の様式は時代と共に変化し、多様な家族が存在しています。それも、把握した上で、患者さんにとっていい看護は何かを、多職種と検討してきたいなと思ったことでした。毎日の忙しさに忙殺されることなく、純粋にその人にとって良い医療と看護を提供できるよう、大井田病院看護部一人一人が、考え・悩み、邁進していきたいと思っております。
そして、2月8日㈯には、市民公開講座も開催いたしました。大盛況で席が足りなくなるんじゃないかと焦った事でした。その日は、稀にみる大雪交通状況の不安もありましたが、たくさんの方が集まって下さり本当にうれしかったです。
講演内容は、生き方・逝き方、アドバンスケアプランニングという、今まで触れてこなかった内容でした。
自分の意思が伝えられない状況に陥った時、あなたの意思を伝えてもらう人を作っておく必要があります。私も、最後のセッションで登壇させていただき、看護師の立場から見た・感じた、人が迎える最期の時を、お話しさせていただきました。自分のイメージする最期にするための準備を、この市民公開講座をきっかけに考え・行動してくださる住民の方たちが増えてくれる事を、公開講座メンバー一同祈っています。
講師のお二人には、非常に貴重なお話をしていただき、本当に感謝・感謝です。ありがとうございました!
また、大雪の中参加してくださった方々、本当にありがとうございました(^^♪